文・ベースボール・コンパス編集部
写真:本人提供
山賊打線に魅せられてライオンズファンになり、今もベルーナドームに足を運ぶ小川真奈さん。座る席は決まって三塁側で、その理由は「守備が近くて、ブルペンがよく見えるから」。さらに試合中は、選手がソックスを上げる「オールドスタイル」かどうかまでチェックしているのだとか。そんな小川さんに、ベルーナドームの楽しみ方や現地観戦の魅力について聞きました!
テレビでは長く感じたのに、球場は「ライブみたい」だった
──小川さんはライオンズファンですよね! いつ、どのようなきっかけでファンになったのですか?
2018〜2019年の山賊打線で優勝した時期にファンになりました。秋山翔吾選手、源田壮亮選手、山川穂高選手、森友哉選手、中村剛也選手などがいて、めちゃくちゃ強い時期でした。
友だちに観戦に誘われて行ったら、そのままハマっちゃいましたね。兄が野球をやっていたのでルールは知っていたんですが、テレビで観る野球って長いじゃないですか。だから、それまではそんなにハマっていなかったんです。
でも、球場の盛り上がりがすごく面白かったんです。当時は打線がめちゃくちゃ強かったので、勝っても負けても点が入るのが最高でしたね!
──確かに、あのときの山賊打線は驚異的でした! 最初の観戦では、どんな盛り上がりにグッときましたか?
みんなでライブみたいに応援歌を歌ったり、いいシーンがあったら拍手したり、隣の知らない人とハイタッチで喜びあったりして、それがすごく楽しかったです!

三塁側の内野席は「ブルペン」&「名手・源田」の特等席
──ベルーナドームではどの席で観ることが多いですか?
近くで守備とブルペンが見えるので、三塁側の内野席が多いですね。ベルーナドームはブルペンが外にあって丸見えなんです。「あの選手そろそろ投げそうだね」なんて話しながら観ています。
──ブルペンの動きがわかるって面白いですよね! 印象的なシーンはありましたか?
とある選手の家族が見に来ていたみたいで、お子さんが目の前で手を振って喋っているところが見られました。あとは、7回のジェット風船が落ちてくるときに、ブルペンの選手たちがめちゃくちゃ避けたり、ふざけてキャッチしたりするのも見られて面白かったです(笑)。
──選手の素の部分が見えるのって嬉しいですよね(笑)。守備で印象的なプレーはありますか?
ライオンズは名手の源田選手がショートにいて、すべてのプレーが印象的です。普通に守っているだけで歓声が違うんですよ。なかには、源田選手のプレーを見て「これだけで今日見に来た甲斐があった!」と言う人もいるほどです。それくらい、守備は見ていて楽しいですね。
ソックスを上げる「オールドスタイル」が好き
──守備以外に「意外とここを見ている」というポイントはありますか?
実は、「オールドスタイル」が好きで……。ソックスを上げている人がいるとテンションが上がります……。
──まさかのオールドスタイル(笑)。誰のスタイルが特に好きですか?
ヤクルトに移籍しちゃったんですけど、山野辺翔くんです。最初はオールドスタイルでも、だんだんやめていく選手っているじゃないですか。山野辺くんだけはずっとあのままでいてほしい!
今のライオンズだと隅田知一郎くんがやってますね! ジャイアンツからまた戻ってきた若林楽人選手のオールドスタイルもまた観られるのが嬉しいです!
──オールドスタイルの話になると止まらないですね(笑)。
外国人選手にもいて、「外国人選手でオールドスタイルってめっちゃいいよね」って話したり。あと、西川遥輝選手がノリでやっていたときがあって「やばい!」と思って見ていました(笑)。
ライオンズは黒系のユニフォームがかっこいい!
──現地に行くときの持ち物は決まっていますか?
ユニフォームは絶対に着ていきます。あとは応援フラッグとタオル、友だちから誕生日にもらったレオのパペットです。タオルは栗山巧選手、源田選手、森選手、若林選手などを持っています。本当はタオルも全部持っていきたいんですけど……荷物になっちゃうので「今日出てほしいな」と思う選手を選んで、使い道があるかないか、みたいな感じで楽しんでいます(笑)。

──タオル選び問題はめっちゃわかります(笑)。ユニフォームは誰のを着ていますか?
前は森選手や源田選手が多かったんですけど、配布日に行くことが多いので、背番号の入っていない期間限定デザインを楽しんでいます。ライオンズは黒のストライプ系がかっこいいんですよ! 2026年の交流戦の「黒獅子ユニ」はもらえなかったので、最近は似たデザインの黒系ユニを着ています。
ベルーナドームはグルメの宝庫
──ベルーナドームの魅力を教えてください!
球場グルメがおいしいところです。めちゃくちゃ種類があるんですけど、特に「エルズクラフト supported by REED’S」のピザは絶品です。ピザ窯で10〜15分くらいしっかり焼いてくれるんですよ。
ほかにも、三塁側に「埼玉食道」という埼玉の名産品を売っている場所があって、そこの「秩父味噌ポテト」もめちゃくちゃおいしいです。お団子みたいに串に刺さっていて、秩父名物の味噌だれがついています。
──ベルーナドームのグルメは多すぎて、数回通っただけでは食べきれないですよね……。
実は、ゲートをくぐって右側に「グリーンフォレスト デリ&カフェ」っていう、きれいなラウンジもあるんです。夏はそこで涼みながらビジョンで試合を観ています。パフェとかおしゃれなご飯もあって、この前はマスクメロンのパフェを食べました!
──ベルーナドームの真夏は暑くてしんどいですもんね……。
どんなに暑さ対策してもずっとは観ていられないですね(笑)。逆に寒い時期は、一塁側と三塁側にある「狭山茶処 新井園本店」で温かい狭山茶を売っているので、みんな狭山茶を飲んでしのいでいます(笑)。
──あとベルーナドームといえば、試合後の満員電車も大変ですよね……。あれを避けるコツはあるんですか?
いや、ないです(笑)。時間をずらすことしか思いつきません……。
ただ、ライオンズは試合後のフィールドウォークをやっているので、写真を撮ったり芝生でダラダラしたりして時間を過ごします。誰でもグラウンドに入れるのでおすすめです!
【小川さん現地観戦のルーティン】
| 時間 | やっていること |
|---|---|
| 試合開始30分前 | ベルーナドームに入場 |
| 入場後 | まずビールを買って、球場とビールの写真を撮る |
| 試合中 | 試合を観つつ、守備とブルペンをチェック。暑い日はラウンジで涼む |
| 試合終了後 | フィールドウォークでグラウンドへ。芝生でのんびりする |
忘れられない中村選手の満塁ホームラン
──小川さんはライオンズ以外の試合も現地観戦するんですよね。推し球団以外の試合を観る面白さはどこにありますか?
私はパ・リーグ全般が好きで、ライオンズと戦うときは応援できないですけど、交流戦とかであればソフトバンクを応援したりします。侍ジャパンの試合も、普段は歌えない他球団の応援歌を思いっきり歌えて楽しかったです!
あと、神宮球場と横浜スタジアムの唐揚げ&ビールが最高です(笑)。
──屋外球場の醍醐味ですね(笑)。これまでの現地観戦で一番忘れられない試合を教えてください!
中村選手の満塁ホームランを生で見られたのはマジで感動しました! 中村選手の打球の角度ってきれいで、めちゃくちゃゆっくりなんですよ。本当にテレビで見るまんまです。その日は髙橋光成選手も完投して最高の試合でした!
──その試合はめちゃくちゃ羨ましいです! 最後に、小川さんが思う現地観戦の醍醐味を教えてください!
ライブみたいな一体感ですね。応援もして、野球も観られて、おいしいものも食べられて、いろんなことができる空間だなと思います。
最近はベルーナドームとかエスコンフィールドHOKKAIDOとか、試合を観なくても楽しめる球場がいっぱいあるじゃないですか。野球観戦が初めての人やハードルが高いと感じている人でも楽しめるのが、いいところだと思います!



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